記憶を共有するためのカメラ、FUJIFILM X100F

後先考えず、X100Fを購入して1週間経ちました。買う瞬間は緊張しましたが、いい出会いになったと思います。撮った写真や思ったことなど書きます。

 

いつも側に置いておけるカメラ、X100F

サイズや取り回しに問題なし。毎日バッグに入れて出かけても大丈夫。大きいけれどコンデジはコンデジ。昨日コートのポケットに入れて持ち歩いたけれど、それはちょっと厳しかった。暖かくなる前に、X100FとメモとペンとiPhoneと財布とカギを入れるスマートなバッグが欲しい。ストラップもシンプルでスマートなものがいい。ブラックはきっと精悍な佇まいなのだろう。だが私は敢えてシルバーを選んだ。なぜならシルバーこそX100シリーズの色であるし、レストランのテーブルに置いても、首から下げてもカジュアルな姿が美しい。できればアクセサリーもシンプルに揃えたい。この上品なシルバーに見合うアクセサリーばかりでないのはとても残念なことだ。

(あれ、なんだかXストーリーみたいな語り口になってきたぞ…)

 

2400万画素のセンサーで撮れる画

今まででは撮れなかったような写真になることがある。今までとはちょっと違う、いい感じ。ただし狙って撮れたわけではなく、偶然撮れただけ。カメラのことを勉強して、自分の思う画を残せるようになりたい。しかしそういうことに関係なく、いい写真が撮れるとうれしい。この感覚は…そう「写ルンです」で写真を撮っていた頃の感覚。自分の中ではカメラと言えば「写ルンです」。当時写ルンですがメインカメラだった方は多いのではないだろうか。あれはボタンを押すだけで写真が撮れた。大事な記憶。そしてこのX100Fで写真を撮ると同じような感覚が蘇ってきた。

もう一つ、大事なことがある。写ルンですで撮りながら「なんでこの穴から見たままの写真にならないんだろう??」と不思議に思ったことがある。X100Fなら撮った瞬間、結果がわかる。そして何度でもお気に入りの写真になるまでシャッターを押すことができる。14万円の「写ルンです」。高いという人もいるかもしれない。しかし私には納得のいく金額である。

(…もっと写真の練習しろよって話だよね)

 

記録を残すもの、記憶を共有するもの

私の手元には学生時代の写真が残っていない。そう「写ルンです」で撮ったあの写真。引っ越しを繰り返し、人生いろいろと言っているうちに、気づけばあの頃の写真が全くないのだ。もちろん記憶には様々な思い出とその映像が残っているが、「写真が無い」ということは自分の人生がどういうものだったのか、他者と共有する大きな術を失っているということに気付いた時少なからぬショックを受けた。その時理解した。写真は記録を残すだけでない。記憶を共有する大切なものなのだと。

だから私はデジタル化されたデータよりもプリントされた「写真」を好む。

(えっと誰ですかこの人)

 

記憶を手渡すためのカメラ。X100F

私の青春時代の写真は二度と戻らない。しかし、私にも自分の家族ができ、幸いなことに新しい命にも恵まれた。生まれた家を離れ巣立つ時、両親から自分のアルバムを手渡された。私が生まれた時から12歳までの写真。確かに私は二人の息子であり、この家で暮らしていたと分かる。いつか両親と別れる日が来ても、この写真と共に自分の人生を誰かと共有することができる。私の子どもにも同じようにアルバムを手渡したい、そう思ってフォトグラフィーの世界に足を踏み入れた。スマートフォンで撮る写真が全てジャンクだというつもりはない。しかし写真に気持ちを込めたいのなら、間違いなくカメラを手にするべきだろう。そういう意味で、LX100とX70は本当にいい仕事をしてくれた。生まれたばかりの我が子の姿を可愛らしく写し取ってくれたからだ。

結婚式の写真。お金がかかるからと業者の作成するアルバムは断った。すると義父が手作りのアルバムを作ってプレゼントしてくれた。L判のプリントを並べただけのアルバム。義父は古い人間である。私は昔ながらの手作りのアルバムに少しの気恥ずかしさと、大きな愛情を感じた。写真とはこういうものなのだと。

(マジメか!)

 

X70の存在

X70は旧世代のセンサーとプロセッサーのカメラだと見限る人もいるかもしれない。しかし撮れる画は十分に美しい。私がプリントする写真はL判か、大きくてA4サイズだろう。きっと大きくなった我が子に手渡しても恥ずかしくない写真に違いない。そして小さく「チッ」と切れるシャッターは眠る子どもに向けても優しい。ピントを探す音で寝返りを打つことはあるけれど。

今日、家族とX70を連れて出かけてみた。APS-Cサイズのセンサーを備えたカメラで、これ以上小さいサイズのカメラはまだ現れないだろう。小さいカメラは家族に優しい。まだこのカメラにも一緒にたくさんの記憶を残す手伝いをしてほしい。素晴らしいカメラを世に送り出してくれたFUJIFILMに心から感謝の意を表したい。

 

***

のろん(noloan)
長崎在住のXフォトグラファーになってみたい人。2016年より精力的に写真撮影を続けている。
育児の合間を縫って撮影するテクニックには定評があり、インスタグラムでは常に20いいね!を得る人気ぶりである。

 

 

 

この記事のまとめ

すみませんふざけ過ぎました。書いてるうちになんか変なのが空から降りてきました(゚Д゚)

でもこんな口調で何か語ってしまいたくなる魅力あるカメラであることに間違いはありません。X100F。

これはわたくし、人生の中でもかなりいい感じの買い物です。

つたわれー。

 

あっ、こっちが本物です。

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