こんにちは。のろん(@noloan_)です。
2017年2月、FUJIFILMより発売されたカメラ、X100Fを購入して1ヶ月が経ちました。初心者の私が14万円という大金を投じて手に入れたカメラと1ヶ月過ごして感じた魅力について書きます。
ちなみに、私がこのカメラを購入する前、次のカメラに求めていたものは
- ファインダーが付いている
- 所有欲が満たされる質感
- 味わいのある仕上がり(自分の中で)
でした!はたして満足できたのか、私は。
X100Fを購入してここが良かった
1.1台で完結している
件のソフトレシーズボタンは早速紛失しましたw 現在は純正アダプターリング+ETSUMIのプロテクトフィルター+安物ストラップ
このカメラを手にした最初の日にこそ「これはX70でも良かったか?」と思いましたが、日を追うごとにその気持ちは無くなり、良いカメラを手に入れた満足感で満たされていきました。質感良し。操作性良し。ファインダー良し。そして画質良し。もちろんそういった部分でも満足なのですが、私がX100Fを購入して良かったと思うのは、このカメラは1台で世界観が完結している(レンズに追加投資が不要)という点です。
購入前の第2候補はX-T2だったのですが、こちらを購入しても同様の満足感が得られたのではないかと思います。だって同じセンサーを積んでるのですから。しかし、X-T2の場合確実に追加でレンズが欲しくなる。追加=お金です。そんなお金が続かない私にとってはレンズに目移りしないで済むX100Fは非常に良い物欲の防波堤となりました。しかもそれがやせ我慢に感じられないのがいいところwww 本当はX-T2もX-Rro2もグラファイトモデルもグラファイトシルバーモデルも欲しいいいぃいいいYes!
他のカメラで美しい描写、素晴らしい表現ができることはよく知っている。だが私の見たい風景は、X100Fがあれば十分カバーできる。
2017年、私は、このカメラと共に人生を旅することを決めた。
by noloan_
なんかそれっぽいことを言ってもそこまで恥ずかしくないし、やせ我慢でもない。35mm~75mmまでの標準域をカバーできるので、事実この1台で多くの場面をカバーできると思います。コンバージョンレンズを揃えれば28mm~100mmまでカバー!
カバーできないのは、超広角と望遠。そこを求めるのであれば他のカメラを選ぶ必要があります。
2.フルサイズに触れる前に満足
センサーサイズ。それは画素数という呪縛から逃れた初心者が陥る第二の罠。いや罠とかないけど。コンデジ=エクシリム スマホ=iPhone という流れで写真を撮ってきた私。もっとキレイな写真が撮りたい!という時にセンサーサイズが大きい方がいいってことがわかってきた。結果、徐々に大きなセンサーサイズのカメラを手にしてきたことになります。
- 1インチ=スルー
- マイクロフォーサーズ=LX100(現実にはセンサーをフルに使用していない)…満足
- APS-C=X70、X100F=満足
- フルサイズ=未経験
- 中判=なにそれすごいんですか
まずはX70の画質で満足していたわけです。そこに画素数アップ、新プロセッサーのX100Fの登場。で、写真を見比べるとやっぱりX100Fの方がいい写真に見える。ということは、きっとフルサイズのカメラはもっとキレイな写真なんでしょうね、と思ったところに富士様が中判というサイズのカメラを発表。富士Xマウントユーザーからすれば、センサーサイズでアレコレ言われた際には「富士には中判もあるよ?」と言い返せるネタがひとつ増えてOK。巷で目にする「いつかはフルサイズ」という呪縛にとらわれることなくカメラ探しの旅を終えることができました。現時点では。
そもそもカメラを語れる相手とかいないけどな
3.写真を撮る機会が増えた
現在はX100FとX70をバッグに入れてほぼ毎日持ち出している
私の中ではこのサイズのカメラに14万円を出すなんて本来ありえない世界。X70の金額で許容範囲かなーという位です。その感覚は今でも変わらない。しかし、1年ほどカメラについて調べてきて、いい写真(画像)のためにはこれ以上のサイズ感、お金の投資が必要なんだということが理解できてきました。今やマイクロフォーサーズのカメラも20万円越えの世界ですからね…
で、あれば。この大金をつぎ込んだキカイを家で眠らせておくのは勿体ないというもの。稼働させてこそ本来の価値が発揮されるのでは?と思ったわけです。
このカメラの寿命(モデルチェンジ)が2年と考えると、730日。
使った金額は14万円。
どうでもいいけど14万円にこだわりすぎてる!
700日外に持ち出したとしたら、14万÷700=200円/日。
週末だけ持ち出したら、2年間で約100日。
100日外に持ち出したとしたら、14万÷100=1400円/日。
これはもう、毎日持っていかなきゃ損でしょう!ということで、バッグをヤフーからいただいてw 外出するようになりました。カメラがあれば、シャッターを切る機会も増えます。「あっ今のいいな」と思った瞬間にカメラを取り出せるかどうか。恥ずかしさとかめんどくささがまだ体から抜けませんが(特に恥ずかしさ)とにかくシャッターを切る。それを意識して過ごすようになりました。この際ボディにキズが入るのは仕方ないと考えるようになりました。
4.ブログのネタになるw
ソフトレリーズボタン、ある意味ありがとうw 次を買うのがためらわれるぜ
X100Fを購入する際、X-T2ともう一つ迷っていたのはX-T20でした。
自分の中ではX-T20の方が少し安いし、レンズも追加していけるし、現実的かなーと思ったのです。しかし、我が子のスポーツする姿を望遠レンズで捉えるのはまだ先の話。その頃は機材もレンズも更に進化しているでしょう。そうすれば、自分がレンズ交換式のカメラを購入するのは数年後でいいだろう、と考えて見送りました。
もうひとつは、X100シリーズの方がファンや気になる人が多いでしょうから、X100Fを買った方がブログの記事として面白くなる(そう、今あなたがこの記事を読んでいるように!)と思ったわけです。実際に、その目論見は当たり、このブログで一番読まれているネタはX100Fネタです。だからこうして記事にしているわけですが |д゚)
X-T20でも記事は書けると思いますが、自分はX100Fを選んで良かったなーと思うことが多いです。
まとめ X100F。迷ってるのなら、早く買っちゃいなよ
発売から1ヶ月が経過したX100F。値下がりはおよそ5000円ほどでしょうか?じゃあ5000円というお金と、2017年3月がX100Fの無い生活だったとしたら?と比較して考えてみると、X100Fには間違いなく差額5000円分以上の価値があります。
X100Fを介して変化した時間の使い方。それを考えるとつくづく購入して良かったと思うのです。私は「写真とカメラで人生に彩りを取り戻そう」としているわけですので、この選択はまさに大正解だったと言えますし、購入を迷われている方には自信をもってX100Fいいよ!とおすすめしたいと思います。万人向けではない?そうかなー結構このカメラで満足する人多いと思うんだけどなー。
次回は良いところでなく、気になるところ書きたいと思います。
標準域をカバーしながらも、富士の高画質が楽しめるX100Fは本当に心強そうです。普段はXF23mmを、旅行のときにはXF16-55mmをつける僕にとっても、まさに「一台で完結する」カメラです!(なのでいつかは欲しいところですが…)
マイクロフォーサーズの次にフルサイズを手にした僕ですが、フルサイズ歴はとても短かったです^^; 露出が分からない素人が手にしてしまったこともありますが、やはり重い・大きいは大変でした。たしかにX-T2を手にした今でも、「フルサイズの解像度とボケ描写には敵わない」と思うときがあります。が、フジの色はフジにしか出せないと分かった今では、技術を磨いてカバーしていく決心がつきました^^
そして「カメラを構える恥ずかしさ」は、未だに僕も感じています(笑)以前、街中で何かを撮っているときに、「ねえねえ、あの人は何を撮っているの?」という子どもの純粋な声が聞こえたときは、それはもう恥ずかしかったです…。
今では、小型なレンズのXF23mmF2をつけて、常に首から提げるようにしています。また、恥ずかしい気持ちは「皆、僕のことはすぐに記憶からなくなるんだ」と、ポジティブ(?)に考えるようにしています。(それでもまだ恥ずかしいですが)
それでも写真、特にスナップ写真は、偶然性と仲良くならなければ撮れないですよね。なので、なるべく小さくて写りのよいカメラを持っていたい。そう考えると、改めてX100Fは優秀だなと感じずにはいられません!