どうも。のろん(@noloan_)です。
先月末、X-Pro2グラファイトを新しい家族として我が家に迎え入れました。
異国からやって来た鈍色の少女の話
それで、ボディがあまりにも美しいのでやっぱり撮影をしてみたくなったわけですが、なにせレンズもセットで販売されたグラファイトなのにそのレンズがない(前オーナーが売却していたため。セットのレンズを探し求めるというミッションもいずれ)。
予算がないのでほんの数日悩みましたが(数日かよ)欲望に負けてしまい、Xマウント初のレンズ購入と相成りました。
購入したレンズはXF35mmF2 R WR
じゃーん。はい美しい。グラファイト色とブラックのレンズのマッチングに一抹の不安がありましたが、そこはフジ様がきちんと調整してくださっているはずだと信じてました。
XF35mmF2 R WR (公式)
グラファイトに標準装備のレンズは?
X-Pro2(ブラック)にはセットで販売されているレンズはありません。しかしグラファイトエディションには同色に塗装されたXF23mmF2 R WRが同梱。
なので色違いと言えど、まずはこのレンズを購入しようかと考えましたが、検索して調べた結果XF35mmF2に決めました。
FUJIFILM X-Pro2グラファイト (公式)
X-Pro2 グラファイトカラーが誕生するまで | Xストーリー
XF35mmF2 R WRを購入した理由は?
1.開発者への敬意を込めて
もうひとつのXF35 | Xストーリー
発表時期、発売時期こそ違えど、X-Pro2もXF35F2の商品企画も同時進行で進められた。実を言うと、X-Pro2とXF35F2の商品企画者は同一人物である。もっと言うと、プロダクトデザイナーも同一人物である。
ここにX-Pro2の商品企画の資料”デザイン仕様書”があるが、常にX-Pro2にはXF35F2がとりつけられ、一方XF35F2の企画資料にはX-Pro2の存在を強く意識する内容が込められてきたのだ。賢明なユーザーのみなさんの想像の通り、X-Pro2とXF35F2にはベストの組み合わせになるべく企画され、開発されてきたのだ。
X-Pro2が発表されるまでの間、幾度と無く”X-Pro1の後継機種はいつ出ますか?”と、聞かれてきたが、そのたびに”すべての面で、進化を遂げられたときに”という旨の回答をしてきた。その答えには、センサー・プロセッサ・ファインダーなどの他に、このベストマッチとなる標準レンズの開発も含まれていたのだ。
先日書いたように、はじめてこのカメラを触った時にダイヤル部の傾斜には意味があるのでは?と感じました。これは実用を考え抜いたデザインに違いない。
であれば、レンズも上記引用にあるように「このカメラのベストマッチとなる標準レンズ」を最初にセットした方が、開発者の意図を最も感じ取りやすいのではないか?と考えたわけです。
AFの速さやボケの感じも気になる判断基準かもしれませんが、私はこのカメラに込められたナニカをもっと味わいたいと思い、こう判断しました。真面目か。
2.X70,X100Fとの関係
現在所有しているFUJIFILMのカメラは他にX70とX100F。それぞれ35mm換算で28mmと35mmの画角を持っています。であれば、この画角のレンズはひとまず購入しなくても事足ります。
さらに言えば、X100Fとグラファイトのセットレンズは画角が被っているので、むしろボディのみいただいたことは自分にとってはラッキーだったとさえ思います。X100Fを手放す理由がひとつ無くなりましたから。
X70も必要なので売りませんし、X100Fもまだまだ使いこなせてる感がありませんので、3台とも我が家で過ごします。
3.標準画角で写真の腕を磨く
単焦点レンズ1本に絞って撮り続けると勉強になる旨の記事を時々見かけます。
カメラの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私は機材をガンガン揃えていくというより、自分の気に入った写真が撮れたらそれでいいタイプ。お金もないし。
標準画角であるXF35mmF2でしばらくシャッターを切り、このカメラを思ったように使いこなせるようになりたいと思いました。
レンズは急がず、ちょっとずつ増やせたらいいなと思いますので、とりあえず2018年はこのレンズ1本でいこうと思っています。
欲しかったレンズはXF35mmF1.4
私はカラフル!というブログを運営されているシゲさんが撮る写真が大好きでして、この方のカメラはX-T1とXF35mmF1.4。
中古でこのセットを買えば10万ちょっとで手が届きそうなので、来年はこれで行こうかなぁと考えていました。しかしグラファイトのボディで既に予算オーバー。
他の方のブログを見ても、自分の好きな雰囲気はF1.4の方に違いないとは思ったのですが、上記1の理由により、開発者の思いを知りたい方を優先したのでした。
X-Pro2+XF35mmF2の作例
jpeg撮って出し。水平の傾きをトリミングした程度の画像です。圧縮しているので画像は荒いと思いますが、雰囲気だけでもどうぞ。
記念すべきファーストショット。50mmの画角、思ったより狭い。
家のすぐそばにオープンしたおしゃれなコーヒー屋さんに入る。
テーブルフォト、全部入りきらない。でも雰囲気でごまかせそうな画。AFが速い。スッ、スッ。X100Fと比べて明らかに快適。
あとこのカメラならテーブルの上に出しても恥ずかしくないwww
こんなオシャレな店でバイトしたら恋も生まれそうな予感。なんで俺はピザの配達なんか選んだんだ。バカバカ昔の俺
クラシッククロームで撮影。クリスマスシーズンなので、お店のディスプレイも凝っていてよい。
50mmだと今まで見ていた景色よりもさらに一歩踏み込んで「切り取る」感じ?
逆にお店の全景は撮りにくく感じる。この辺りは慣れが必要な気がする。
ACROS。
今までこんなに寄って撮ることは少なかったなー。
ACROS。
レンズが変わると、画の切り取り方も変わってくるような気がする。
朝焼け。
よくわからない。
ACROS。
雨が今にも降り始めそうな時でも、ああ!そういえば防塵防滴じゃないか!という安心感。
写真的には…お店の看板、お店とお客さんのやり取り、左のおばあちゃん。何をしたいのかわかんない。
グッと寄るか、もっと引くか。ああ考えながら撮るの楽しいぜ
まとめ
XF35mmF2、ファーストインプレッションとしてはとても扱いやすいレンズだと思いました。なので、しばらくこのレンズ1本で修行です。
グラファイトエディションも既に話題としては新しくないですが、末永く使い倒せそうなカメラがやって来てくれたので幸せな年の瀬です。
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